内容説明
生きることに迷ったら。さまざまな文学作品と人間像を紹介、生き抜くヒントが得られる本。
目次
第1章 一途に駆け抜けた人生(平塚らいてうの歩んだ道;わたしはわたし;「自己の解放」と「人間的成熟」は二人三脚)
第2章 人類の明るい未来は自然には訪れない(人はその時代の社会的価値観の洗礼を受ける;権力に抗して信条を貫くことは容易ではない;「個の確立」を阻害する因子)
第3章 「個の確立」はどうしたら可能か(竹中彰元の生涯;「個の確立」に向けて;「いのち」は留まることを許されない)
第4章 支え合う社会を願って(文化の継承に学ぶ;「個の確立」と社会の成熟は依存し合う;支え合う社会に向けて)
第5章 文学作品の中にみる「個の確立」(橋のない川・第一部~第四部:住井すゑ;冬の標:乙川優三郎;貧しき人々の群:宮本百合子;続・悩む力:姜尚中;「新しい人」の方へ:大江健三郎;洟をたらした神:吉野せい;心ときめきするもの:清川妙)
著者等紹介
河合聡[カワイサトシ]
1928年、石川県金沢市生まれ。元岐阜薬科大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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