目次
1 切手の鳥
2 マンホール
3 だまし絵
4 名前のない日
著者等紹介
西原天気[サイバラテンキ]
1955年兵庫県生まれ。97年、「月天」句会で俳句をはじめる。98年から2007年まで「麦の会」在籍。06年から11年春まで「豆の木」在籍。07年4月よりウェブマガジン「週刊俳句」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あなた
1
とてもすきなほん。俳句とか詩とかそういうことはいったん忘れ、いろんなことのはじまりにいるときに手にとってみたいほん。「数ページの哲学あした来るソファー」この句がとてもすきで、なにか考えることは数ページでいいのだし、あした来るソファーのためにわたしは今日部屋のことを考えなくちゃならない、そのソファーにはわたし以外のひともすわるかもしれないしすわらないかも。少しだけ考え、少しだけ生活して、少しだけ明日のことを考える。俳句って難しく考えず、少しの詩と思ってもいいんじゃないか。「すこし死ぬプールの縁に肘をのせ」2021/12/08