内容説明
士官学校同期生の半数近くが戦死する中、運良く生き延びた元陸軍中尉は、戦後就職した日本信託銀行の不当な労務政策を見過ごせず、謀略や脅しをはね返し、１００人の仲間とともに闘う人生を定年まで歩んだ。職場での人間ドラマの数々。不安と孤独に生きる現代の人たちへ贈る、愛と情熱の人生讃歌。
目次
１ 敗戦
２ 生き延びて
３ 戦後点描
４ 信託銀行に入社
５ 証券課長、奮闘す
６ 引き裂かれる社員の心
７ ドサ廻り十年
８ 銀行員の座り込み
９ 定年延長
１０ 人生劇場
著者等紹介
秋葉洋［アキバヒロシ］
１９２４年（大正１３）東京生まれ。東京府立四中、陸軍幼年学校、陸軍士官学校を経て、１９４４年（昭和１９）陸軍少尉任官、翌年中尉に進級するが敗戦で陸軍省から解雇され、転々と職を変える。その後、日本大学工学部に入学卒業。日本信託銀行に入社。１９７９年（昭和５４）同銀行退職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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