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内容説明
地球環境を決定的に変える水素エネルギーシステム。21世紀は、このシステムの実用化に向けて幕を明け、化石燃料を軸とした経済構造は大転換を迫られる。
目次
第1部 水素運動の四半世紀(1974‐2000)
第2部 「水素経済」という用語の誕生と環境崩壊をくい止める解決策としての水素経済(水素経済という概念の誕生;「水素経済」の共同発案者、エドワードジュスティ;水素経済の基本概念;2001年時点での水素経済;建設の諸段階 ほか)
第3部 水素エネルギー・テクノロジー(序論―水素エネルギーの理論的根拠;水素の特性;水素エネルギーシステム;水素の生産;水素の貯蔵と分配 ほか)
著者等紹介
ボックリス,ジョン・O’M.[ボックリス,ジョンO’M.][Bockris,John O’M.]
1983年以来テキサス農工大学化学教授(Professor of Chemistry at Texas A & M University)として著名な業績を残す。南アフリカ生まれ、ロンドンの英帝国大学(Imperial College,London)を卒業後、1953年アメリカへ渡るまで同大学で研究を続けた。ペンシルバニア大学(the University of Pennsylvania)で約20年間化学教授を務めた後、南オーストラリアのフラインダーズ大学物理化学学部長(the Chair of Physical Chemistry at Flinders University in South Australia)に任命され、同大学で1975年水素エネルギーの国際学会(the International Association for Hydrogen Enargy)を共同設立。その業績によって多くの国際賞を授与された。著書、論文多数
ヴェズィログル,T.ネジャット[ヴェズィログル,T.ネジャット][Veziroglu,T.Nejat]
アメリカ、マイアミ大学クリーン・エネルギー研究所長(Director of the Clean Energy Research Institute at the University of Miami)。“International Journal of Hydrogen Energy”(国際水素エネルギー学会誌)編集長。トルコ生まれで、ロンドンの英帝国大学(Imperial College,London)を卒業。1962年マイアミ大学工学部(the University of Miami Engineering Faculty)教授となり、いくつかの役職を経た後クリーン・エネルギー研究所長に就任。1974年に水素エネルギーの第1回国際会議(the first international conference on hydrogen energy)を開催。翌1975年に水素エネルギーの国際学会を共同設立。多くの科学論文を執筆し、世界各地で講演。その研究業績により国際学会賞の受賞数回に及ぶ
バーバー,フラノ[バーバー,フラノ][Barbir,Frano]
クロアチア生まれ、クロアチアのザグレブ大学で大学院修士課程まで終了。1989年に渡米、マイアミ大学機械工学科で水素エネルギーを専攻し、ヴェズィログル教授に師事してPh.D.を取得。以後、高分子電解質膜燃料電池の開発に従事し、研究開発ならびに教育の分野で精力的に活動。コネチカット州にあるプロトン・エナージー・システムズ社研究開発部長兼主任研究員を務める傍ら、コネチカット大学で燃料電池工学を教える。国際水素エネルギー学会誌、ならびに同誌の燃料電池特集号の編集委員
井東廉介[イトウレンスケ]
1944年、石川県に生まれる。金沢大学教育学修士。現在石川県農業短期大学外国語研究室教授。金沢大学非常勤講師
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