内容説明
碑文を求め、愛車を駆っての草枕。帰してはテニスの合間の端然黙読。こうして、20人の作家・教育者が俎上の人となって読書の愉楽に供される。作品の背後に秘められた作家の実像を闊達に語る異色の文学論。
目次
太宰治―堕ちた偶像
檀一雄―天然の旅情
坂口安吾―無頼派の行方
森敦―放浪の作家
草野心平―カエルの詩人
宮沢賢治―雨ニモマケズ
石川啄木―夭折の天才詩人
高村光太郎―孤高の詩人
樋口一葉―奇跡の十四カ月
水上勉―非都会派の作家
山本周五郎―庶民派の意地
島崎藤村―自然主義文学への道程
寺山修司―異才の軌跡
木下順二―名作『夕鶴』
高村光太郎―孤高の詩人
中里介山―狷介孤高の人
芥川龍之介―「文芸的な、余りに文芸的な」
長塚節―農民文学の典型
小原元―恩師有情
津田梅子―夕べは嵐
松尾芭蕉―旅は栖
著者等紹介
青柳亨[アオヤギトオル]
1936年、東京都足立区に生まれる。小中学校、高校(市立甲府商業)を、山梨県石和町で過ごした後、法政大学文学部に入学。卒業後は、マイナーかつ多種多様な職業を経験。1999年、サラリーマン生活をリタイアし、現在に到る
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