内容説明
日常ユウモアとかペイソスとかいって使っている「ペイソス」という用語の解明・吟味の試み。
目次
1 ペイソスの意味内容
2 ペイソスを基調とする作家、作品例
3 ペイソスの一般的特質と成立条件
4 ペイソスの一般的条件
5 ペイソス体験の構造
6 ペイソスの日本化状況
7 ペイソスの今日的意味
著者等紹介
鈴木正明[スズキマサアキ]
1913年東京・麻布に生まれる。旧制横浜二中、東京高校、東大文学部美学美術史学科を経て同大学院で美学専攻。東大学生部学寮主任、金沢大学、九州芸術工科大学、東京国際大学教授を歴任。金沢美術工芸大学、九州大学文学部、跡見学園女子大学講師を兼任。その間、スウェーデン・ウプサラ大学での第6回国際美学コングレスへ出席を機に、2回にわたってソ連経由、北・中・西・南・東欧を遍歴(1968・72年)。共著に「ムンク画集」「ムンクの版画」「巨匠の名画<6>ムンク」「ムンク 世紀末までの青春史ドキュメント」、訳書に「生活とデザイン」「芸術の社会的次元」など
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