内容説明
境界を超え一政治学者が語りつぐ50年。時の政治状況に対しつづけた「つい昨日の日々」の発言。友と同僚先輩への愛惜の言葉。異文化との接触によって磨かれた思考の回路。断片がおりなす新たな光は、混迷する世紀の終わりの「道しるべ」となって足もとを照らす。
目次
1 時代を送る(自由の前に;純潔無垢の少年;学長の苦悩 ほか)
2 戦後政治の欠落(1949年総選挙;平和のための統一を;甘い社会党 ほか)
3 私の研究室(私の研究室;東京の自治;幕間に―映画・演劇評 ほか)
4 見べき程の事(『見べき程の事』;操られる人間;見せてもらったアメリカ ほか)