内容説明
ある日突然、動物たちの森に現れた郵便ポスト。いったい誰が、何のために?思いがけない真相に誰もが笑顔になる「森の郵便ポスト」。おばあちゃんが遺してくれたビワの木が兄と幼い妹に起こす奇跡を描く「ビワの実」。いくつもの優しさが重なり合い、読後がさわやかな名作「赤い屋根」など、『ピラカンサの実るころ』が話題になった著者が最後に届ける11の美しい短編。小学校中学年~。
著者等紹介
鳥居真知子[トリイマチコ]
1951年三重県に生まれ、兵庫県の芦屋で育つ。1974年甲南大学文学部卒業。出産後、子育ての合間に児童文学を書き、「おはようおじさん」が三木市立図書館でビデオ化される。1992年甲南大学大学院入学。修了後、同大学と神戸山手女子短期大学で非常勤講師として勤め、退職後、再び児童文学を書き始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yomineko@ヴィタリにゃん
66
教会📚です。何と著者ご本人からの寄贈でお手紙まで付いています✨✨✨未来を見通すメガネも良かったです。未来なんて見ない方が絶対に幸せですよね🎵五時の電話。天国の母からかかって来る。母を思い出して涙が出ました。2022/05/30
anne@灯れ松明の火
30
新着棚で。「赤い屋根」を読友さんご紹介で読み、他の作品も読みたいと思っていた。動物や植物が登場人物だったり、戦中戦後が舞台だったりと、11のつながりのない短編集。だが、どれも、優しさや思いやりが底辺にあることは共通している。そして、あとがきにある通り、「生と死の境をも超えた人とのきずなの大切さ」が伝わってくる。派手さはないが、真摯に紡がれた物語は、現代の子どもたちの心にも届くはず。ぜひ、小学生たちにも、また大人にも、読んでほしい作品。読後、「ピラカンサの実るころ」も予約。2021/09/27
ゆうこちゃん
1
小学校4年生くらいの教科書に載っていそうな文章です 易しい日本語で、優しい言葉遣いで、 やや「甘いん違う?」と思うストーリーもあるけれど 途中で読むのをやめたいとは思わない 心温まる短編集です 挿絵は、本の中には無くて、 タイトルのページにしかないけれど、とても可愛いです 文字も大きくて読みやすくいです 小学生の娘が読むといいなあと思いました 2021/07/16
ゆうぴょん
1
小4娘。ほのぼのとした短編集。 彼女らしくないセレクト。2021/06/13