内容説明
北の果エトロフ島でクジラを捕れ!江戸後期、南下してくるロシアへの対抗策として、エトロフ島での鯨組設置が企図された。幕命を受けて平戸藩は、生月島の鯨捕り名人を現地調査に派遣した。生月の元鯨組主の家に残されていた古文書をもとに、220年前の出来事がいま小説となってよみがえる。
目次
序章 生月島の鯨
蝦夷地転変
巡行
エトロフ島の鯨
寅太夫と安兵衛
江戸の日々
鯨の行方
終章
著者等紹介
萩原博嗣[ハギハラヒロシ]
昭和25(1950)年佐世保市(旧北松浦郡江迎町)生まれ。令和3(2021)年『南極海調査捕鯨 航海記』を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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