内容説明
苦しみながらも暴力に走ってしまうのはなぜか。その心理的特徴やそれを促す現代社会の精神病理的特徴を明らかにし、被害者はもちろん、加害者に対する援助や対策を解説する。
目次
第1章 暴力とは何か(暴力の定義;虐待、いじめ、ハラスメント ほか)
第2章 暴力を形作るもの(暴力の心理学的基盤;現代社会と暴力 ほか)
第3章 ファミリー・バイオレンス(児童虐待;きょうだい間虐待 ほか)
第4章 学校での暴力(いじめ;校内暴力 ほか)
第5章 社会での暴力(セクシャルハラスメント;さまざまなハラスメント ほか)
著者等紹介
藤本修[フジモトオサム]
甲子園大学人間文化学部教授。医学博士、精神保健指定医。大阪大学医学部卒業。大阪府立公衆衛生研究所精神衛生部成人精神衛生課長、大阪府立病院精神科部長、関西福祉大学社会福祉学部教授を経て、2005年4月より現職
荒賀文子[アラガフミコ]
神戸女学院大学文学部総合文化学科助教授。精神保健福祉士。大阪女子大学学芸学部卒業
東牧子[アズママキコ]
花園大学社会福祉学部助教授。臨床心理士、精神保健福祉士。大阪大学文学部哲学科卒業
角典哲[スミノリアキ]
住友病院心療内科部長。医学博士、精神保健指定医。和歌山県立医科大学卒業
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