内容説明
「もの」ではなく、「こと」としての道徳。理論と実践の両面から、人をめぐる具体的な関係のなかで立ち現われる道徳をとらえる。
目次
1 理論編:多様なかかわりのなかで(道徳教育は必要か;道徳と倫理;道徳教育の歴史―社会的動向のなかで;道徳教育における発達と生成;道徳規範の諸側面;美的なものと道徳―感情・道徳的判断力・充実した生き方;悪について―欲望とメディア;情報社会の倫理;応用倫理―生命・環境)
2 実践編:新たな試み(道徳教育の現代的傾向;心を育てる学級づくりと道徳の授業―新米教師の奮闘記;道徳の授業―小学校・えんぴつの授業;道徳の授業―中学校・ツインバスケットの授業;幼稚園における道徳性の育成;障がいのある子どもが主体的に取り組むことのできる交流学習;教師が生きる道徳の授業―「稲刈り」の失敗と「芋ほり」の成功)
著者等紹介
中戸義雄[ナカトヨシオ]
奈良大学講師
岡部美香[オカベミカ]
京都教育大学助教授
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