出版社内容情報
より実務的、臨床的に捉えた新しい生命倫理。
内容説明
安楽死、減胎手術、中絶、ガン告知、ヒト・クローンなど、豊富な事例と問題提起とで現代人の生き方を問う新しいタイプの応用倫理学。
目次
安楽死―「死の看取り」と「安楽死」のはざま
減数(減胎)手術は許されるか
医学実験・治療実験
ヒト・クローンを作ってもよいか―クローン技術の倫理問題
AIDと精子バンク―デザイナー・ベビーと子どもの「アイデンティティを知る権利」
代理母は許されるか
障害新生児の治療停止―「死なせてもよい生命」とは
出生前診断と選択的人工妊娠中絶―「普通の子」を生むための技術
医療資源の配分―「究極の選択」
「宗教上の理由」による治療拒否―「エホバの証人」が来たらどうする
患者さんに「がん」と伝えてよいか―インフォームド・コンセプトの考え方と限度
遺伝・相続の倫理問題―ヒトゲノム・プロジェクト
著者等紹介
小林亜津子[コバヤシアツコ]
東京都に生まれる。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。北里大学一般教育部助教授
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