内容説明
葛城二十八品の峰と経塚を探る。友ヶ島の序品窟から大和川の亀ノ瀬まで。役行者(役小角)に始まる修験道の行所はどんな所なのか?著者自らの史料に基づくフィールドワークの成果を、400点の写真・図版と地図でビジュアルに紹介。
目次
第1章 葛城山と役行者(修験の峰、葛城山;葛城山と役行者 ほか)
第2章 葛城二十八品の峰と経塚(友ヶ島の序品窟と迎之坊;二ノ宿と神福寺跡 ほか)
第3章 『名所図会』にみる修験の行所(友ヶ島の行場―『紀伊国名所図会』巻之三;加太の里と迎之坊―『紀伊国名所図会』巻之三 ほか)
第4章 『葛城峯中記』の道(『葛城峯中記』の道;『葛城峯中記』の行所と道 ほか)
第5章 葛城入峰と講の活動(江戸時代の葛城入峰;修験の講と活動)
著者等紹介
中野栄治[ナカノエイジ]
1925年和歌山県高野口町に生まれる。1950年立命館大学文学部地理学科卒業。和歌山県立高等学校を歴任。1972年和歌山大学・大阪府立大学講師(兼任)。1985年和歌山地理学会会長。1988年近畿大学助教授をへて同大学教授。1996年同大学定年退官。現在、日本山岳修験学会会員
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