「近代」を支える思想―市民社会・世界史・ナショナリズム

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  • サイズ A5判/ページ数 300p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784888486293
  • NDC分類 309.02
  • Cコード C3033

内容説明

「近代」の新しい思想の地平を拓く。個人の解放を謳った市民社会の思想、文明史としての世界史、更に排他的帰属意識のナショナリズムを社会思想史的手法で相対化し、「近代」そのものを批判的に問い直す。

目次

序章 「近代」とは何か(「近代」という時代;社会思想史の方法 ほか)
第1章 市民社会―自由な個人と社会形成(近代の始点;個人の誕生 ほか)
第2章 世界史―空間の時間への変換装置(発見と歴史;文明か未開か ほか)
第3章 ナショナリズム―国民的同一性という想像(国民の創出;未完成の国民 ほか)
終章 いま何が問題か(社会主義の後に;歴史と構造 ほか)

著者等紹介

植村邦彦[ウエムラクニヒコ]
1952年愛知県に生まれる。1975年名古屋大学経済学部卒業。1981年一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。現在、関西大学経済学部教授(社会思想史)。著書に『マルクスを読む』(青土社、2001年)、『同化と解放―19世紀「ユダヤ人問題」論争』(平凡社、1993年)、『シュルツとマルクス―「近代」の自己認識』(新評論、1990年)、『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』〔訳書〕(太田出版、1996年)、他
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感想・レビュー

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makoppe

2
近代という時代を市民社会、世界史、ナショナリズムという3つに特異性を見出し、それらを社会思想史的に分析した一冊。入門書としても使える分かりやすさが魅力。私たちが当たり前だと思っている「現在=近代」を問い直す良書である。2015/05/14

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