内容説明
ヘーゲルのフィヒテ批判を通して、フィヒテ後期哲学の独自な知の体系を考察。
目次
第1部 ヘーゲルの初期知識学批判(『差異論文』におけるフィヒテ批判;『信と知』におけるヘーゲルの立場;『精神現象学』における現象する精神の契機としてのフィヒテの観念論 ほか)
第2部 1804年の『知識学』(絶対的原理;現象の体系)
第3部 1794年『全知識学の基礎』およびヘーゲルの体系思想に対する1804年の『知識学』の立場(1804年の『知識学』と1794年『全知識学の基礎』;1804年の『知識学』とヘーゲルの体系思想)
フィヒテとヘーゲルの間
著者等紹介
山内広隆[ヤマウチヒロタカ]
1949年鹿児島市に生まれる。1982年広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在広島大学助教授(専攻/西洋近世哲学)。著書に『人間論の21世紀的課題―応用倫理学の試練―』〔編著〕(ナカニシヤ出版、1997年)、『知のアンソロジー―ドイツ的知の位相―』〔共著〕(ナカニシヤ出版、1996年)、『人間論の可能性』〔共著〕(昭和堂、1994年)、他
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