内容説明
本書は、社会の基本的なメカニズムに注目した社会学の入門書である。原因と結果を結びつけるだけでなく、それ以上は細かく掘り下げえないようなプロセスを明細化した。内容は、意思決定のモデルからブール代数による比較分析まで多岐にわたっている。
目次
第1部 メカニズムを構想する(メカニズムへの注目;合理的意思決定のモデル;戦略ゲームのモデル;互酬性のモデル;集合行動の閾値モデル)
第2部 メカニズムを抽出する(社会ネットワークの構造分析;行列による社会ネットワーク分析;デキゴトバナシ比較分析;ブール代数アプローチ)
著者等紹介
松田光司[マツダコウジ]
1969年京都府生まれ。1996年龍谷大学大学院理工学研究科数理情報学専攻博士後期課程退学。現在、九州大学大学院比較社会文化研究院助手、数理社会学、応用数学
平田暢[ヒラタトオル]
1963年福岡県生まれ。1991年九州大学文学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学。現在、福岡大学人文学部教授、数理社会学、地域社会学
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