内容説明
「応用」倫理学でいいのか?使いでのある倫理学への転換。
目次
応用倫理学への/からの転換―序論に代えて
1 生命倫理学の転換(生死・時間・身体―生命倫理のいくつかの論点によせて;生命と死をめぐる実践的討議―障害新生児の安楽死問題を手がかりにして)
2 環境倫理学の転換(われわれの応用倫理学の源泉としての「水俣病事件」;自然保護・エコファシズム・社会進化論―キャリコットの環境倫理思想の検討)
3 経済とビジネスの倫理(貧困・社会政策・絶対性;ビジネスにおける倫理的まなざし―企業の道徳的責任について)
4 方法と教育への問い(「応用倫理学とは何なのか」と問う必要があるだろうか;相互行為としての「教育」―言語資本をめぐる議論を手がかりに)