内容説明
マルクス経済学の変遷を歴史的文脈を踏まえて省察し、その可能性を探る。
目次
第1部 ドイツ人の貢献、1883‐1914年(フリードリヒ・エンゲルスとマルクス主義の遺産、1883‐95年;エンゲルスと価値論における「懸賞論文競争」;価値論における最初の論争、1895‐1914年 ほか)
第2部 1917年までのロシア人の貢献(ロシア・マルクス主義の遺産;プレハーノフの政治経済学;1890年代におけるナロードニキ主義と正統派マルクス主義 ほか)
第3部 社会民主主義と共産主義、1917‐29年(修正主義の復活;社会主義への移行;ヘンリク・グロースマンと資本主義の崩壊)