感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobi
56
所謂印象派の絵画は多くは牧歌的な雰囲気なので「大衆や批評家たちから酷評された」とか画家グループが「保守的な画壇に反旗を翻した」とあって少し奇異に感じた位。確かにアングル等の主に屋内の写実的な絵画が一般的だった時代に、その「光と色彩」を点描画法で描いたり戸外の風景が多いことは衝撃だったか。「印象」を「芸術の焦点に置くこと」により「個性を強調した」とグリムは言う。当時パリはオスマンの大改造や万博があり国外からも画家達を引き寄せるほど活気ある魅力を発信していた。その絵に時代が変わる変えるという熱気も見えるよう。2023/07/24
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