感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
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ガウディの全事跡が網羅され、そのほとんどをカラー図版で見ることができる。しかも、カラー発色を活かすためにサイズも大きいし、紙質も上質紙が使用されている。また建築物だけではなく、門扉や聖書朗読台などの工芸品まで扱われている。あらためてガウディの作品を通観してみると、その傑出した天才ぶりは当然ながらも、彼がカタルニア・モダニスモの中にいたこと(牽引していたというべきか)、またユーゲント・シュティールとの強い相通性をも感じさせる。しかし、そうでありながらも、ドラゴンの意匠だったりするところが、まさにガウディだ。2014/08/11
津崎
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ゴシック建築およびゴシックの思想が最後にたどり着いた場所。それまでの建築を概観し、聖家族教会に至る構成により、聖家族教会がまた一段と違ってみえるだろう。おもしろかった。2010/06/10