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内容説明
「芸術家の活動を妨げるのは犯罪だ」と、エゴン・シーレは1912年、独房で書いた。若い芸術家は、「公序良俗に反した素描の流布」を理由に拘置刑に拘留されたのだった。反抗、拒絶、挑発が彼の全作品を貫いている。少女の裸体と自画像が、お気に入りのモティーフであった。若くして世を去る少し前に、シーレはようやく世間から認められた。今日、シーレはオスカー・ココシュカと並んで、クリムト以降のウィーン芸術の時代における、もっとも重要な画家とみなされている。本書はシーレの生涯と作品、および主要な全油彩作品と多数のエロティックな素描を掲載。
目次
一生徒から革命者へ:短い生涯
空から見た世界
少女から「高貴な女性」へ
人間像:アレゴリーと仮面剥離
独り無言劇
枯れかけた花と死んだ町:心の秋景色
エゴン・シーレ―生涯と作品
主要展覧会目録
参考文献
著者等紹介
フィッシャー,ヴォルフガング・ゲオルグ[フィッシャー,ヴォルフガングゲオルグ][Fischer,Wolfgang Georg]
1933年、ウィーンに生まれる。美術史家、作家、画商としてロンドンに在住。1964年、初のエゴン・シーレ展をロンドンで手掛けて以来、ウィーンの古典的モダニズムの芸術家たち、主にエゴン・シーレ、オスカー・ココシュカ、グスタフ・クリムトを研究。ロンドンに所有するギャラリー、フィッシャー・ファイン・アートにて、定期的にこれらの芸術家の展覧会を開催している。また彼らに関する美術史関連の著書も刊行。1980年、エゴン・シーレの生涯をテーマとするドキュメンタリー番組(ドイツZDF放送局/オーストリアORF放送局)のために台本を書き下ろす。シーレ作品のカタログ編纂に協力。また、グスタフ・クリムトの女友達であったファッションデザイナー、エミーリエ・フレーゲに関する論文を執筆した
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