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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
25
部屋の本棚から発掘。35歳で本格的に画業を始め、安定した生活と愛する家族を失うも南国のタヒチに自分だけの楽園を見出す。しぶとい生命力と執念、そして反骨精神。いま見るとゴーガンの絵は岡本太郎を彷彿させる。綺麗とか美しいよりも「何だこれは?」という強烈なインパクト。特にその主観と象徴にシンパシー。小賢しい装飾や教養的な仄めかしじゃなくて、もっとシンプルに内側から沸き出るものや己の心と視線を捉えたものを大きく叩きつける。その教科書として楽しんだ。ゴッホとの件はよくわからぬが少なくともゴーガンに非は無いような。2015/04/10
helecho
2
BOOKOFFで100円で購入。解説がとても良かった。ポスト印象派というよりは、象徴主義的な面が色濃い。「月と六ペンス」では絵だけを追い求める純粋な芸術家のように描かれていたけど、個展を開く際にわざとエキゾチックにしたりして、野心家的な部分が実際はかなりあって面白い。文明に囚われ続けていたからこそ異国でしか生きれない。晩年の「未開の物語」の距離感は切実。「(ゴーギャンは)いわば「逆の」宣教師だった。彼らを教化するのではなく、彼らによって改宗させてもらいたかったのである。だが結局、彼も文明社会に属していた」2014/08/08
AQI
0
★3…2017/03/09
takakomama
0
タヒチ時代の絵画が多いです。夢が叶ったようなタヒチでの生活でも、原住民との間に距離を感じて、自分はよそ者という気持ちは消えなかったのかもしれない・・・ 2016/12/11
0422
0
とてもいい。素朴さ。2016/11/30