内容説明
そのとき、まだ二十代の僕らは、目の前に提示された何十億というお金を蹴っ飛ばすという、大きな大きな決断を下した。そして、それは、以後何百回と続く決断の始まりだった―。上場審査の厳しかった一九八八年に日本最短記録(当時)で上場した社長が教える、仕事と人生、成功する決断の方法。
目次
第1章 決断によって自分の道を作る(孫正義との出会い;価格競争を起こす機械を開発;2人の理想と決断;決死の交渉へ;「売らない」という大きな決断;理想を実現した後 ほか)
第2章 決断の基準(王道を選ぶ;決断には3種類ある;「魂」の決断はとてもシンプル;本質と向き合う―余命3カ月仮定;今からでなく死から逆算する;小さなことに固執しない ほか)
第3章 家族・友人関係における決断(結婚の決断;司法試験に挑む;自分のやりたい事と彼女の存在;必死の説得;人生のルーレットに掛け金を積む;息子を家から追い出す決断 ほか)
第4章 決断に失敗はつきもの 失敗から学べ(「心」で判断した仕事は成果が上がらない;本気で取り組む者が勝つ;フライング―時の利を見誤る;責任者が知るべき「人の特性」;あなたは野人型?それとも協調型?;人は最後のところ理性では動かない ほか)
第5章 決断の総仕上げ(引き際の決断;うまく引退ができない二つのパターン;今を満足していない人;後悔のない歩み方をしてきた人;1000人の人生を懸けた決断;短期的な損得は足をすくわれる ほか)
著者等紹介
大久保秀夫[オオクボヒデオ]
1954年10月2日、東京都生まれ。國學院大學法学部卒業。大学卒業後、アパレル関係企業、外資系英会話教材販売会社に就職するものの、日本的な年功序列体質や人を使い捨てにする経営方針に納得できず退社。1980年、25歳で新日本工販株式会社(現在の株式会社フォーバル)を設立、代表取締役に就任。上場審査の厳しかった当時では、創業して8年2カ月という異例のスピードで、1988年、日本最短記録を最年少(当時)で店頭登録銘柄(現JASDAQ)として株式を公開。同年、社団法人ニュービジネス協議会から「第1回アントレプレナー大賞」を受賞。その後も、情報通信業界で数々の挑戦を続け、国内3社、海外1社、合計4社の会社を上場させた。現在、従業員数約1100名、法人クライアント数10万社、上場会社2社を含むグループ企業23社を抱える巨大ベンチャーグループに成長させた。本書はベンチャーブームの仕掛け人である著者が経営者としてだけでなく、人として持つべき決断の指針について綴った渾身の書き下ろしである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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