部課長の対話力―個と組織を強くする

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部課長の対話力―個と組織を強くする

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784887598348
  • NDC分類 336.3
  • Cコード C0034

出版社内容情報


■部下と「対話」してますか?

今、職場にはコミュニケーションが溢れています。

 ・情報伝達のための指示・命令、会議、報告
 ・社内外の商談・折衝
 ・人間関係を円滑にする雑談系コミュニケーション
・ 部下のモチベーションを引き出すコーチング──e.t.c.

 こうしたコミュニケーションが溢れる中で、今の職場には「対話」が決定的に不足しています。

 近年よく言われる〝ギスギスした職場〟の背景には、「経済のグローバル化」や「成果主義」などがあると言われますが、そうしたマクロ要因だけを見ても事態は改善できません。
 ミクロな取り組み、つまり一人一人に語りかけることこそが事態を改善に向ける方法です。

「なぜ、何のために働くのか?」という根本的な問いについて、心を開いて意見を交換し、自分たちなりの答えを見出していく……、
こうした「対話」をすることではじめて、職場が「売上・利益を稼ぎ、食い扶持を得る場所」以上のものに変えていくことができるのです。

■ 「語るべき内容」を持つために、まずは「観」を鍛える

 本書ではまず、職場の対話のキーマンである部長・課長自身が、自らの内に〝骨太な考え方=「観」〟をいかにして育てるか、というテーマに取り組みます。 語るべき内容を備えずに、コミュニケーション技術だけを磨いてもなんにもなりません。
 「よい仕事(キャリア・人財・組織・社会)とは何か」について、自分なりの「観」を鍛え対話を深める準備を整えます。

■ 対話は「仕事の厳しさ」を、「個人の成長」と「組織に発展」に変える

 本書では最後に対話の技術を学びます。
 3章では、まずは対話するための「5つの心構え」を、 4章では、対話を起こすための「5つの技法」を、 そして5章では、対話を引き出す「5つのツール」をご提供します。このツールは、著者が企業や自治体での研修で使用し、成果が出ているものを元に開発したものです。
 このステップで取り組めば、部課長自身も部下と共に「仕事の目的」「会社や自分自身の存在意義」「自分自身の本当の提供価値」といったものに目を向け、より深い共通理解を築くことができるでしょう。

 あなたの〝対話する力〟を高めて、職場のキーマンとして、元気で強い個人と組織を作るための1冊です。

内容説明

あなたは部下に「仕事とは何か?」を語れますか―ギスギスした職場を変えるコミュニケーションの処方箋。今日から実践する、5つの対話、5つの観、5つの心構え、5つの技法、5つのルール。部長・課長が起こす対話によって仕事の厳しさを「個人の成長」と「組織の発展」に変えることができる。

目次

第1章 個と組織を強くする5つの対話(「目標」ではなく「目的」を見つめる対話;「競争」から「共創」へと導く対話 ほか)
第2章 対話力の基盤となる5つの「観」(仕事観:「よい仕事」についての定義を持つ;キャリア観:「よいキャリア」についての原則を持つ ほか)
第3章 対話を深める5つの心構え(文脈・内容・振舞い―「3つのC」を意識する;「1+1=3」となる共創作業を意図する ほか)
第4章 対話を起こすための5つの技法(間接・非対面の発信で伝える;一緒に学ぶ場を設ける ほか)
第5章 骨太な対話を引き出す5つのツール(働く目的をあぶり出す『この仕事をやる理由リスト』;「自分は何者か」を考える『5つの自己紹介』 ほか)

著者等紹介

村山昇[ムラヤマノボル]
キャリア・ポートレートコンサルティング代表。人財教育コンサルタント。企業の従業員・公務員を対象に「プロフェッショナルシップ」(一個のプロとしての基盤意識)醸成研修、キャリア教育のプログラムを開発・実施している。1986年慶應義塾大学・経済学部卒業。プラス、日経BP社、ベネッセコーポレーション、NTTデータを経て、03年独立。94‐95年イリノイ工科大学大学院「Institute of Design」(米・シカゴ)研究員、07年一橋大学大学院・商学研究科にて経営学修士(MBA)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Takateru Imazu

1
著者は企業の従業員・公務員を対象に「プロフェッショナルシップ」(一個のプロとしての基盤意識)醸成研修、キャリア教育のプログラムを開発・実施している。 著書に「いい仕事ができる人の考え方」「ぶれない自分の仕事観をつくるキーワード80」「ギフトからヒットが生まれる」等多数。 個と組織を根本から強くするのは部課長の「対話する力」である。 個々のマインドを強くし、組織相対としてのメンタルを強くするためには、職場の部課長が不断に対話を起こし、大人の観を部下にぶつけ、ロールモデルとしての姿を見せることが必要にな2013/05/29

Takeru Shimo

0
最強の対話の教科書僕のメンターの本です。良い組織についてや仕事観についての本でした。2014/10/13

復活!! あくびちゃん!

0
うーん…。結局言いたいことは「部課長よ、自分の考え・答えをしっかり持て。そしてそれを部下にぶつけよ」ということなのだが、今時の部課長はそれができないから、対話する時の心構えやどのような考え方を持てば良いか(『観』)等を説いている。正論すぎて目新しいものは何もないのだが、果たしてこれで対話ができるかと言えば…。それ以前に対話するためには、日頃の行動が一貫していないと、結局とってつけたような話になるだけであり、それは『対話』ではないのだ。それに気付かないと、どんなHow toを身に着けてもムダだと思う。2011/04/23

タク

0
村山昇さんの本はすんなりと頭と心の中に入ってきた印象があります。結局、大事になってくるのは上司としてのビジネスや生き方に対する「観」何だと思います。それを部下にいきなり押し付ける訳ではなく、上司も部下も一人の不完全な人間として対峙するのではなく第三局を意識しながら対話を重ねればアウフヘーベンみたいに弁証法的な止揚が得られるという考え方ですね。考え方としてはこれが一番良いと思います。それでもテーゼに対するアンチテーゼなら良いのですが、噛み合わないことも多いです。やっぱり価値観が多様化しすぎているのかな。2011/01/19

あんちゃん

0
会話じゃない、対話だ。 対話から未来を生み出す。 対話の時間を惜しまない。 共創しよう。2020/02/03

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