NASAより宇宙に近い町工場―僕らのロケットが飛んだ

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NASAより宇宙に近い町工場―僕らのロケットが飛んだ

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784887597525
  • NDC分類 538.94
  • Cコード C0030

出版社内容情報

北海道赤平市という小さな町で小さな工場を営みつつ、宇宙ロケット開発に情熱を注ぐ著者が、本業もロケット開発も成功させている自らの体験を通して提唱する「みんなが夢を持ち、工夫をして『よりよく』を求める社会をつくること」

内容説明

誰もが工夫をして「よりよく」を目指すようになれば、社会はよくなる!本業の町工場でもクリエイティブな経営方針で売上を伸ばしつつ、宇宙ロケット開発の夢を追い続ける著者が、自らの体験から「夢をかなえるには?」「仕事を楽しむには?」「明るい未来をつくるには?」を熱く語る。

目次

第1章 僕たちの宇宙開発
第2章 「よりよく」を求める社会をつくろう
第3章 「夢」って何だろう?
第4章 教えてくれる人がいないなら、自分で学べばいい
第5章 楽をしないで努力を楽しもう
第6章 他のどこにもない経営方針
第7章 あきらめないで世界を変えよう
第8章 未来の社会をつくるために

著者等紹介

植松努[ウエマツツトム]
1966年、北海道芦別市生まれ。北見工業大学卒業後、航空宇宙関連企業に就職。1994年、父が経営する植松電機に入社。1999年よりリサイクルに使うマグネットを開発。2004年、北海道大学大学院の永田晴紀教授とともにロケット開発を開始。2006年、株式会社カムイスペースワークスを設立、ロケットや人工衛星の研究開発を行う。2009年、「ARCプロジェクト」を始動させる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

168
めっちゃ良かった。北海道の町工場で産廃回収用マグネットを作りつつ、自らの夢であるロケット開発に情熱を注ぐ社長のお話。安全な燃料とホームセンターでも手に入る材料で、宇宙に届くロケットを作り、世界に3箇所しかない無重力実験棟を作り、NASAと共同で次世代スペースシャトルも作る。ロケット開発の裏に秘めた想いは、世の中から「どうせ無理」という言葉を無くすこと。訥々と、非常に分かりやすい言葉で、働くこと、生きることについてとても大事なことを教えてくれる。ロケットの先の構想「ARCプロジェクト」も注目したい。2016/02/09

マエダ

112
丁寧な語りの本であるが世に溢れて使われている「どうせ無理」という言葉に対する怒気はひしひしと感じるものがあり、それをなくそうとする壮大な試み、考え方、情熱は読んで良かったと思える一冊。2016/09/23

Willie the Wildcat

79
「”無理”を世の中から失くす」挑戦を体現。結果ではなく、挑む姿勢。”ショッカーの戦闘員”!?腹落ちするなぁ、共感。諦めず、道を切り拓く。技術的な課題はもちろん、法的障壁も、最後は自身の意志次第。無論、言うは易く行うは難し。著者の実行力に敬意。動機づけの1つであろうと推察する”大量生産・消費”の件も印象的。時間の開放が時間に追われる矛盾・・・か、耳が痛い。価値がわかる人間の育成と、信じるに値する未来!前向きなれますね。見習わないと・・・。 2018/06/10

Gotoran

77
幼い頃じいちゃんのあぐらの温もりの中でテレビに映るアポロの月面着陸の映像から宇宙好きになったという著者が、全て自前で宇宙ロケット開発に取り組む中で、「どうせ無理」という否定語を木端微塵に粉砕するが如く自身の思いを有言実行しつつ熱く語る。ロケットエンジンの爆発のようにとにかく熱い。元気・勇気を貰えるメッセージがいっぱい。著者の生き方、在り方に共感と尊敬の眼差し。その思いは、積極一貫の天風哲学、アレン哲学にも通じる。ARCプロジェクト完遂祈念す。子を持つ親、学校の先生に是非とも読んで欲しい一冊。2013/02/13

アメフトファン

75
どうせ無理という言葉を無くしたい。失敗しても成功するまでやる。ロケットにしても飛行機でも最初はみんな手作り、難しく考えなければ何でも作れる。こういった深く印象的な言葉が沢山詰まっている本でした。評論家のような実現性の薄い言葉ではなく、実際にロケットを町工場で作っている筆者の言葉だからこそ説得力があります。日本の教育の弊害についても熱く語られており教育論の本としても有用です。さあ僕も無理という言葉を封印して頑張ろう!2014/07/08

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