内容説明
誰かと話していて、心がちくちくした感じがすることがあります。それらは、たいていは、相手のほんのちょっとした「ひとこと」や口調によるものですので、とりあえずは、なかったことにして、そのまま会話を続けます。しかし、その場で感じたざらざらとした感じは、決して消えてなくなるわけではなく、いずれ小さな仕返しとなって現れます。何気ないひとことといえども、実は、そこには必ず、なんらかの「意図」が働いていて、わたしたちは、ことばそのものに反応しているのではなく、その「意図」に反応しているからです。本書では、一つひとつのことばの裏にあるメッセージ、それを発してしまう隠れた動機や相手に伝わっているものについて説明しています。
目次
同僚・友人・家族など一般に(何か言われたら、すぐ、「わかっているよ」「知ってるよ」と答える;「つまり、○○ということだろう?」「要するに、○○なんだね」などと相手の話を要約する ほか)
目上の人から目下の人へ(「○○君は、よくやっているよ」と目の前で、ほかの部下や子どもを誉める;「きみだって、頑張れば、○○君のようになれるよ」「○○君を見習いなさい」 ほか)
目下の人から目上の人へ(仕事を催促されると、「わかっています」「いま、やろうと思っていたところです」と答える;「だって」「でも」などと、すぐ口答えする ほか)
夫婦・家族の間で(「ぼくはたいへんなんだ」「あたしだって忙しいのよ」;「どうせ、きみには言ってもむだだね」「どうせ、あなたは、そういう人ですからね」と、切り捨てた言い方をする ほか)
感想・レビュー
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香菜子(かなこ・Kanako)
アイスマン
アイスマン
扉のこちら側
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