内容説明
私たちは、日常で感じるフラストレーションを「嫌なもの」として目をそむけがちだ。しかし、それ自体が悪いわけではない。フラストレーションを「欲求不満」ではなく「自分の見通しが外れた意外感」と捉え直せば、そこに現実が思いがけない「新鮮な切り口」を見せていることに気づく。すなわち、フラストレーションは今の自分のあり方の向こう側への道があることを指し示しているのだ。再評価の気運のあるアメリカ心理学の巨人W・ジェームズによる「意志心理学」に基づく、希望の書。
目次
序章 自分のあり方は選び直すことができる
1章 フラストレーションには選択の余地がある
2章 「快」が私たちにとって持つ意味
3章 自分がそうしたのは感情のせいではない
4章 フラストレーションにどう対処するか
5章 感情が行動の動機になるわけではない
6章 偏見とフラストレーションの悪循環
7章 フラストレーションをどう理解していくか
8章 どんな状況でも自分のあり方は自分で選べる
9章 自分のあり方を選び直すために
10章 意志心理学の実践の具体例
著者等紹介
田嶋清一[タジマセイイチ]
1978年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程心理学専攻単位取得満期退学。神奈川県大和病院精神科カウンセラー、立正大学教養部非常勤講師を経て、91年より東京都信用金庫健康保険組合健康管理センター健康相談室カウンセラー、92年より田嶋心理教育相談室主宰。2004年より東京福祉大学社会福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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