目次
スコラの黄昏1 美しい世界を求めて(ニコラウス・クザーヌス―思想的モチーフ;知ある無知―クザーヌス思想の出発点として;キリスト教的な「美」の一位相―源泉としてのアウグスティヌス;プロティノス―美に向かって;マルシリオ・フィチーノ―エロースと美について;プラトン―美とエロースの源泉として;アリストテレス―その著作の伝播と基本思想;ベッサリオン―プラトンとアリストテレスとの調和;プロティノス『エネアデス』―一冊の書物から見たルネサンス)
2 生の価値を求めて(ピエトロ・ポンポナッツィ―現世に生きる人間の姿を見つめて;ピーコ・デッラ・ミランドラ―人間の拡がりを求めて;自己を知る道程―ピーコにおける人間の知と責務;初期フランス・ルネサンスのキリスト教カバラ主義者たち―ルフェーヴル・デタープル、シャンピエ、テノー;フィチーノとピーコを読むラブレー―“調和”の夢たるパンタグリュエリスム)
著者等紹介
酒井紀幸[サカイノリユキ]
1954年横浜市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、早稲田大学文学学術院教授。専門は、哲学、美学、中世・ルネサンスの宗教思想
岩田圭一[イワタケイイチ]
立正大学文学部専任講師、早稲田大学非常勤講師
宮崎文典[ミヤザキフミノリ]
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。