感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
16
カが耳もとでブンブン言っているのは、とんでもないおおぼらだったのですね。 その意味が何かと考えていたら、話はとんでもない方向へ向かいます。 カがブンブン言ったせいで、フクロウの子どもが死んでしまい、夜も明けなくなってしまいました。 とんだ濡れ衣でしたが、最後のオチにはビックリです。 カが何を言おうと、ブンブン言ったら耳障りなのは間違いありません。2016/12/02
まげりん
9
「風が吹くと桶屋が儲かる」の逆パターン。どんどん思わぬ方向で繋がっていく系昔話です。「サムリ、豆を取り戻す」とか「わらしべ長者」とか。絵がとっても素敵。色も目がさめるような鮮やかな色使い。2017/05/02
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
同タイトルのほるぷ出版(やぎたよしこ/訳) https://bookmeter.com/books/758885 との読み比べ。2024/08/28
ととろ
8
題名に惹かれて読んでみましたが、そういう展開でしたか。カはちょっとホラを吹いただけなのに。絵はアフリカらしく、迫力があって、色使いが綺麗でした。2018/09/29
スターライト
7
夏の夜、寝ていると耳のそばで聞こえるカの羽音で目を覚ますことがある。嫌われ者のカ。そのカはどうして、耳元でぶんぶんと音を立てるのか?そのわけを、おもしろおかしく説明(?)した絵本。カからイグアナ、ヘビ、ウサギ…と続いて、最後はフクロウへ。フクロウがなかないために夜が明けないなんて…。絵にもインパクトがあるが、ところどころにはさまれる擬音語が頭に残る。「めく めく めく」「ばたみん ばたみん」「わさうす わさうす」「ぺむ ぺむ ぺむ」一体どうやって生み出した言葉なのか。不思議。2017/09/27