出版社内容情報
農場にいるたくさんの動物のなかで、めだってちいさなおんどりがいました。バンタムです。農場で時をつくるのも、めんどりの世話をするのも、みんな、おおきなからだの大将です。バンタムもやってみたいのですが、大将に追い払われてしまいます。農場主のご主人は、バンタムは何の役にもたたないから、市場で売ることにしました。そんなある朝、農場にきつねが忍び込みました。大将は逃げ出します。でも、バンタムは、好きだっためんどりのナネットを守って、きつねと闘います。そして、とうとう、きつねは森へ逃げていきました。それからというもの、毎朝、バンタムは大将と一緒に時をつくり、みんな、なかよく しあわせに暮らしたということです。(K)
およそ8~9才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
9
『ちゃぼのバンタム』の改題。訳者は異なるが、物語も表紙も同じ。恋するチャボのバンタムが勇気をもって、愛しいメンドリを救出するまでの、心の起伏が物語にうねりをつける。そして、その勇気をひけらかさない賢さが光る。思いやるということができるバンタムは他者から信頼を得るに足る者だ。2015/11/15
Misae
1
絵がカラーのページと白黒のページが交互になってるけど、原作もそうなのかな?私としては、バンタムときつねが戦うシーンはカラーが良かったなー。 バンタムというのはチャボという意味なのです。 それは知らなかった。バンタム級っていうのは小さいって事だったのね~2021/09/12
Sakiko_Mukai
0
コケコッコー!オンドリとチャボ。メスとオス。2016/12/22
のん@絵本童話専門
0
小さいチャボのバンタムがめんどりのナネットを助けようと、勇敢にきつねに立ち向かっていくおはなし。本当に勇敢な者とは体の大きさではなく、まして威張ってる日常の振る舞いなどからは測れないものである。2023/05/17