出版社内容情報
私たちの暮らしのなかの音、外の世界の音を、人の生活のつながりにそって、紹介してくれます。沸騰はじめたやかんは、「ぴいいいいいいいい」。なわとびの音は、「しゅっとん しゅっとん」。いたずらをして、お尻をぶたれている男の子は、「ぱんぱんぱん」「いてててて!」というように。あたらしい形の世界の発見とも言えます。
およそ3~4才から
内容説明
擬音語の絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
136
どんどん!どすどす!どしんどしん!この世界の色んな音の絵本です。ざあざあ、ごろごろ、ひゅううっ。自然も音で溢れています。…どおん!ぱちぱちぱち。しゅるるぅ。何の音でしょう。夏といえば打ち上げ花火。全国の夏の音が今は消えています。…裏表紙は切ないです。兵隊さんが木の幹に的を掘って射撃練習。枝は折れ、鳥やリスは慌てて逃げ出す。大砲が直撃して木は真っ二つ。…ストレスのたまる音はこの世に沢山あります。そのほとんどは人間が作る音です。鳥の合唱、虫の音、波打ち際のリズム、木々の囁き、静寂。癒される音は自然が作ります。2021/08/08
ほのぼの
37
音を集めた絵本。「ぱた ぱた」「ぱしゃっ」「りりりん」車が走る音。卵を割る音。電話のベル。紙を破る。クギを打つ。雷。鐘。風船。花火。楽器。生活の中に溢れている音を擬音語と形で表現。おもしろい!息子が2歳くらいの頃いちばんのお気に入りだった絵本。擬音語は言語によってずいぶん違うはず。原作者のスピアはオランダ系アメリカ人。きっと訳者の渡辺茂男さんはご苦労されたことだろう。いつか原書と見比べてみたい。2024/10/22
ほんわか・かめ
29
擬音語がいっぱい。ミシンの音が“しゃらららしゃららら”がなんだか素敵。できれば原文も併記してもらえると、比較できてより楽しかったかも。翻訳/渡辺茂男 原題『CRUSH!BANG!BOOM!』〈1972/2004/童話館出版〉2022/08/04
長くつしたのピッピ
16
ハイハイしながらお孫ちゃんが,見つけた絵本。彼女の好きな擬音だけで構成されているので、試しに読み聞かせてみたら、絵にはあまり興味を示さなかったけれど、音にはとても反応していた。2024/08/12
もっちゃか
16
身のまわりの様々な場面の様々な音を言葉で紹介。雰囲気は全然違いますが、ちょっと五味太郎さんを思い浮かべました。あまり身近ではない道具が結構あって、へぇ~こんな感じなんだ~と思ったり、これは違うよな~と思ったり。様々な表現の書き分け、日本語では全く違和感はないのですが、原書ではどのように表現されていたのか・・・とっても気になりました。2013/05/22