出版社内容情報
「みどりの目」という名のこねこの、1年の季節の移り変わりの中の成長を描いた絵本。
生まれたばかりの「みどりの目」という名前のこねこは、ダンボールばこを自分の力ではいあがり、初めて外の世界へ足を踏みだします。
みどりの草や、色とりどりの花、にわとりや牛など牧場の動物たちに出会った春。ひんやりとした茂みの草で過ごす暑い夏、散っていく木の葉を追いかけた秋、なにもかも雪に包まれ、暖かい部屋で過ごす冬。
やがて誕生日をむかえ、1才になりました。これからもいろんな出会いがあり、「みどりの目」らしい毎日を送っていくことでしょう。
およそ4~5才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tokotoko
18
これもとっても古い本。でもとーってもサイズが大きい!絵はシンプルだけど、とってもかわいい。「みどりの目」という名前の猫の1年がのんびり描かれている。穏やかに生きている猫からみた「1年」って、こんな感じなのかなぁ。かわいい猫の後ろ姿と一緒に四季の風景も楽しんだ。大きい本っていいな。気持ちがふわーっと広がっていく。今年もきっといろんなことがある1年だけど、時々、この「みどりの目くん」のように変わりゆく季節を見つめて・・・いつのまにかちょっぴり成長して・・・過ごしていけたらいいな。2014/01/07
ヒラP@ehon.gohon
11
赤ちゃんネコの「みどりの目」が、お百姓さんに拾われて一歳になりました。 その間の記憶が描かれています。 自然を楽しみ、いろんな動物たちと知り合い、のびのびと育って来たようです。 親兄弟や仲間がいないことが気になりましたが、ネコは独りで生きていくものですね。淡々としたお話ですが、絵が気に入りました。 他の作品はないのでしょうか。2016/10/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
『ぼくのたんじょうび』 https://bookmeter.com/books/338929 の新版 福武書店から童話館出版へ 大型絵本になったこと、白猫の名前が「みどり」から「みどりの目」になったことなど、読み比べると楽しい。 【1954年 コールデコット賞 オナーブック 】(日本で翻訳された絵本)2023/10/27
にゃおん
9
春生まれの子猫が過ごす一年間のあれこれ。一年後に「こねこ」ではなく「ねこ」になった猫。四季の移り変わりの描写に心が落ち着く絵本でした。2012/10/27
くすみ
8
タイトルでなんじゃと思ったけど、原題でgreen eyesという名前の猫が1歳になるまでとこれからの希望が描かれた話だった。全てが新鮮で圧倒された一年目、これからは余裕をもって自然の中でさらにのびのびと生きていくのかな。前向きになれる一冊。【4歳10ヶ月/】2019/10/04