出版社内容情報
道に木もれ日はさしても、高い枝に、木立ちに、何やらひそむ気配の「林の道」編。
『ハンスぼうやはりねずみ』昔、ひとりの百姓とおかみさんの間に、上がハリネズミで下が人間の男の子が生まれました。男の子は“ハンスぼうやはりねずみ”と名付けられ、百姓にもおかみさんにも、うとましく思われていました。それで、わらをしいた暖炉の後ろに八年もの間、寝ていました。ある日 “ハンスぼうやはりねずみ”は、町へ出かけた百姓に、袋笛を買ってきてもらいます。そして“ハンスぼうやはりねずみ”はオンドリに乗って、家を出て、森へ行き、長い年月高い木の上に座ってロバと豚の番をしながら、すばらしい音色の袋笛をふいていました。ある時、道に迷った王様が、“ハンスぼうやはりねずみ”に道を尋ねます。その時、道を教えてもらう代わりに、王様が城へ戻った時に一番先に見たものをハンスにあげる約束をします。無事お城へ着いた王様が最初に見たのは、父王の無事を喜び走り寄るお姫さまの姿でした・・・。
『林の道編』には『糸をつむぐ三人の女』『金の子ども』『ねことねずみがいっしょに住むと』など、23話が収録されています。ゆかいに、ほがらかにお話を楽しみたい時も、ふしぎなものにふれていたい時も、そして、なにかあって気持ちがすぐれない時も、どうぞ、この本を開いてみてください。(編集企画室 U・A)
およそ9~10才から
著者等紹介
川端強[カワバタツヨシ]
1948年、長崎県に生まれる。1981年、長崎市にこどもの本の店「童話館」をオープン。以後、童話館ぶっくくらぶ、童話館出版、祈りの丘絵本美術館を設立。絵本(こどもの本)と子どもと家族との絆をつづった『絵本の森の魔法の果実』(童話館出版)を編纂
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
まれい
みのりん
kana
ソーナノ
-
- 和書
- 烏山の烏