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内容説明
江口襄は明治25年、相馬事件の際に陸奥中村藩主相馬誠胤の死因の疑義解明のため青山墓地に葬られた遺骸を掘り起こし、胃部、心臓部などの局部解剖を行った。日本において、法医学鑑定という科学的手法が確立した重要な事跡である。
著者等紹介
東田浄土[ヒガシダジョウド]
1951年生まれ。京都府立医科大学卒業。医学博士。現在、病院勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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CD
1
江口という医者の話から、その医者が診察した相馬という人の話になって、それが100ページくらい続いて、最後に江口さんがまた出て来るという感慨深い構成の小説。この相馬さん一族が錦織という変な奴に11年にわたって粘着される史実を描いた本のようです。この史実面白い。やっぱりこの年代の人は気骨というかパワーがあるなあ、という感想です。世の中全体が今より年齢若いから当然?!この本の登場人物も70くらいまでにはみんな死んでるし。 ちなみに烏山の烏というのは栃木の伝承で、どちらかというと、幸せをもたらす存在のようです。2021/03/13