出版社内容情報
「どこで どのように はじまったかって?ネズの木通りにすむ だれひとり、それを きちんと いうことは できないでしょう。」その朝、新聞にこう書いてありました。『おたくに、がらくたは ありませんか?家の中を さがしてみましょう。 いまこそ、きれいにするときです!』こうして、その日が、ガラクタ一掃の臨時大掃除の日となりました。お父さんも、お母さんも、子どもたちも家じゅうからガラクタを運んできて、ネズの木通りに山ができていきます。掘り出し物を物色しはじめ・・・ネズの木通りには、大き過ぎる揺り椅子だけが残っていました。次の日でっかいトラックが1台、ネズの木通りにやってきます。トラックからはでっかい男の人が降りてきました。通りをくるりと見まわして、ゆっくり揺り椅子に腰かけます。「さがしていた、でっかいゆりいす!」男の人は嬉しそうです。視点や見方が変わると、感じ方も変わります。この本には、そんなお話が全部で7話収録されています。(編集企画室 U・A)
およそ8~9才から
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ワタクシの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花林糖
14
(図書館本)心がほっとするお話が7編入っていて、アーノルド・ローベルの挿絵がいい味でていて、それぞれのお話をより魅力的にしていると感じました。「だれもほしがらない家」が1番のお気に入り。(購入)2015/05/22
kazu_tea
13
アーノルド・ローベルさんの絵に惹かれて手に取りました。ほのぼの系のお話が7編入った童話集で、物の見方や考え方を少し変えてみると、新たな気付きに出会えるというようなテーマが感じられました。どのページにもローベルさんの挿絵が入っているところが嬉しい。2014/08/04
mntmt
12
気の利いた、面白い小話、七つ。2020/09/29
魚京童!
10
ありきたりの話の中で良い点を挙げるとするなら、なんだろうな。2015/12/06
さくらもち
6
「おたくに、がらくたは ありませんか? いまこそ、きれいにするときです」そんな新聞記事を見たネズの木通りの人たち。皆ががらくたを出してきて…。ユーモアがあってあたたかい7つのお話が入った1冊。[だれもほしがらない家][ピーナッツバターサンドイッチ]が好き。山下明生さんの訳と、ローベルの絵が、シンプルなお話たちに深みを与えてくれています。小低位から。2012/07/17