内容説明
ふるさとの方言を、あなたは知っていますか?!「広報さの」に連載された人気コラムが1冊に。
目次
第1部 “動物・植物など”と方言(人になつかない子猫はタナギネコ;けものが振り返って見るけもの道をタツミという ほか)
第2部 “生活・労働など”と方言(コジハンは食間に食べる軽食のこと;実をたくさんつける柿をミシラズという ほか)
第3部 “人の動き・器官・感情など”と方言(ウザッポイは不快感を表すことば;男女の付き合い方は鶺鴒に学べ ほか)
第4部 “自然の変化・動きなど”と方言(濡れることをクサルという;氷が立つことから霜柱をタッペという ほか)
第5部 “ことばの意味・語法など”と方言(疑問を表す助詞に特徴がある;シテンゴテンとは優劣のないこと ほか)
著者等紹介
森下喜一[モリシタキイチ]
昭和9年、栃木県佐野市(元安蘇郡常盤村上仙波)生まれ。小学校(当時は国民学校)や中学校の生徒だった頃は、明治や大正生まれの人たちが多く、古いことば(方言)でしゃべっていました。どこへ行っても“としょりことば”だったので、そのことばが身につくようになりました。としょりことばが方言であるとは気づきませんでした。気づくようになったのは高校生になってからで、方言の調査を本格的に始めるようになったのは國學院大学の大学院に入ってからのことです。國學院栃木高校教諭を経て、岩手医科大学助教授・作新学院大学教授・鳥取大学同大学院教授。定年退職後は、夏山に登るのが楽しみでした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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