内容説明
「陶壁」は栃木県に生まれ育った人のほとんどが、必ず何処かで目にしているにもかかわらず、意識して見られることがないためか、意外と知られていない。でも栃木県で創られた「陶壁」は県内外合わせると1000ヶ所以上となる。栃木県は実は「陶壁王国」なのである。
目次
第1章 もう一つの益子焼(器だけが焼物ではない;益子焼の変遷 ほか)
第2章 先駆けの作家達(陶壁作家の登場;先駆者、河合紀 ほか)
第3章 栃木県の陶壁(栃木県の先駆け、米陀寛;米陀寛の陶壁制作の技法 ほか)
第4章 陶壁を作った栃木県の作家達(もう一人の先駆け;益子陶飾と東山窯 ほか)
第5章 藤原郁三の仕事(誕生;高校時代 ほか)
著者等紹介
藤原郁三[フジワライクゾウ]
1946年大阪生まれ。1970年東京芸術大学美術学部日本画科卒業、京都の河合紀氏に師事し、陶壁制作を始める。1975年益子にて独立、益子陶飾で陶壁制作。1983年藤原陶房を設立。これまでに栃木県立博物館や東京大学小柴記念ホール等、全国各地に数多く陶壁、陶モニュメント、リサイクルガラスアートを手がける(約700か所)。現在、新制作協会会員、栃木県新作家集団会員
福田三男[フクダミツオ]
1947年宇都宮市生まれ。上智大学新聞学科卒業。下野新聞社入社。運動部長、学芸部長、論説委員など。2005年文星芸術大学准教授(マスコミ論など)。2014年文星芸術大学非常勤講師。日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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