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岸辺に果つ―田中正造をめぐる人々

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784887483217
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

没後100年を経て、なお語り継がれる田中正造。黙して去った男の背中は、なにを語るのか。ともに肩を組んで闘い、あるいは睨み合って対峙した三人の男の生涯をとおして、闇にかすむ鉱毒事件の謎に迫る意欲的長編小説。

著者等紹介

水樹涼子[ミズキリョウコ]
1961年栃木県鹿沼市(旧粟野町)に生まれる。東京女子大学文理学部日本文学科卒業。現在、NHK文化センター創作講座講師、獨協医科大学非常勤講師、日本ペンクラブ会報委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょびねこ

2
足尾銅山公害問題に尽力した田中正造に深い関わりのあった3人に焦点を当てて書かれた本。特に田中正造の天皇直訴未遂事件に触発されて田中正造と共に行動を共にした、後に北海道に渡り雪印の創業者となった黒澤酉造氏の人柄に惹かれました。田中正造から黒澤酉造に無償で受けていたと思われた学資は蓼沼丈吉という人からの匿名で受けていたというもの。借金化した現代の奨学金が哀しく思えます。のめり込んでしまい、読み終えるのが惜しくなりました。著者に対して登場した人々に寄り添うように書いて下さり、お礼をいいたくやりました。2016/05/15

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