感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜もち
51
幕末小説ではなくむしろ資料集。伝習隊結成から鶴ヶ城落城まで。筆者は大鳥圭介を戦場の聖者やら近代戦術のオーソリティと評す(土方のことは、集団殺人剣のマエストロ笑)。筆者の感情こもりすぎて決めつけ的文章が一部ある(その点吉村昭は偉大)ものの、今まで知らなかった茨城、群馬、栃木での戊辰戦争が克明に書かれている。天狗党の騒動も、その徒花ぶりが悲しいまでによく分かった。北関東には戊辰戦争時の血が恐ろしいほど染み込んでるんだな。他の土地の者には分からないその土地の記憶が。関東の地理に明るくなく、二度読んだ。2017/06/13
ちゅう
2
天狗党について知りたくて読んだ。 興味を持ち始めたところなので、できたら、ますます興味がわくような小説が良かったんだけど、そうではなかった。2024/05/31
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