内容説明
阪田寛夫さんは「サッちゃん」を書いた芥川賞作家。宝塚大好きで面白がり屋。ああめん そうめん ひやそうめん。電車 馬車 自動車。抱腹絶倒の王さま詩集!
目次
ねこふんじゃった
あそぼ
ニンゲン
おとこの子
サッちゃん
おおきい ちいさい
すき すき すき
いちばんすきなひと
イツ子先生
おかあさんをさがすうた
かぜのなかのおかあさん
あまえんぼう
なまえ
あさ
おとうさん
父について
せなかの さかみち
われ鍋・とじ蓋について
老老介護について
さよなら〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
205
ねこふんじゃった、サッちゃん、おなかのへるうたを詩として読むと、その優しさ·滑稽さ·哀しさを、より感じることができます。愛する人·物·事への感情が、リズム良く、じんわり伝わってくる素敵な一冊です。2023/08/13
遠い日
5
阪田寛夫さんの自由詩は楽しい。どこまでも伸びやかで、捻くれた物言いまでユーモアに包まれている。ことばを自在に扱う軽み、なのにそこにはずっしりとした伝えたいことが詰まっている。2023/07/30
読生
2
こうして読むとあれもこれも阪田さん。 ちょっとネガティブ、そしてやりすぎ。 ねこふんじゃったも2番以降さらにとんでもないことになってるし。 音の気持ち良さも素晴らしいですね。声に出して読みたい。 今の子はソーダ村の村長さん知ってるのかなあ。 2023/11/03
月華
2
図書館 2011年4月第1刷。2023年5月初版発行。最後に出典一覧。編者の方のあとがきには阪田さんへの想いがつづられていました。2023/10/27
chuji
2
久喜市立中央図書館の本。2023年5月初版。阪田さんは芥川賞作家という認識でしたが、詩人でもあったことは知りませんでした。童謡『ねこふんじゃった』『サッちゃん』『おなかのへるうた』等々オイラもガキの頃歌ってました。文庫本サイズのハードカバーで、装丁も可愛い書籍です。2023/07/10