内容説明
谷川俊太郎書き下ろし詩。「戦争と平和」など全41編の反戦詞華集。
目次
戦争と平和(谷川俊太郎)
デンワ(谷川俊太郎)
雪崩のとき(石垣りん)
おしっこ(谷川俊太郎)
我ら戦争に敗れたあとに(三好達治)
カベと叫び(谷川俊太郎)
象のはなし(秋山清)
君死にたもうことなかれ(与謝野晶子)
殺意(谷川俊太郎)
八月六日(峠三吉)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさまま
32
谷川俊太郎さんをはじめとする反戦詩集。片手に収まる小さな本ながらすごいパワー。人間の弱さ、嘆き、悲しみ、怒り、祈り…心の叫びに圧倒され苦しくなる。私の感じる傷みはどこからくるのだろう…ふぅ…っと深呼吸。石垣りんさんの「雪崩のとき」「崖」高良留美子さんの「きょうだいを殺しに」栗原貞子さんの「生ましめんかな」印象に残る作品多数。2022/07/21
かおりんご
12
詩集。有名どころが満載。心にズシンと響きます。2013/05/18
ちいさな図書館
7
言葉がストレートに心に響いてきます。特に谷川さんの詩は、ともすれば傍観者になりがちな私たちに訴えてくるものがたくさんある。1人でも多く、そして次の世代へつないでいきたい言葉ばかりでした。2011/08/02
けんとまん1007
7
谷川俊太郎さんの思いに感じ入りました。2010/01/01
Sosseki
5
戦争の他にも、温暖化、環境汚染、生物の絶滅、など、戦わなければならない相手が増えてしまった。戦争なんてやっている場合じゃない。2021/07/22