内容説明
命の重さに敵も味方もあるものか。ぐうぜんに遭遇した戦場でデュナンは傷ついた血みどろの兵士に手をさしのべた。敵味方の区別なく、命は助けなくてはいけない、とする赤十字の思想は、この時デュナンの清い魂から生まれた。
目次
1 おいたち(母の願い;絵の中の人 ほか)
2 魔のアルジェリア(白羽の矢;アルジェリアの友 ほか)
3 皇帝をたずねて(イタリア戦争;戦場の旅人 ほか)
4 赤十字誕生(みんなきょうだい;ソルフェリーノの思い出 ほか)
著者等紹介
江間章子[エマショウコ]
1913‐。詩人。新潟県生まれ。1936年「春への招待」で詩壇に登場。以後、詩作、訳詩、歌曲作詞、少女小説など多彩に活動
朝倉摂[アサクラセツ]
1922‐。舞台芸術家・画家。東京都生まれ。新制作協会会員。1953年に「働く人」で上村松園賞、1968年に講談社・さしえ賞、1970年に講談社・絵本賞を受賞。1970年に渡米し舞台美術を学び、その後前衛劇からオペラまで幅広く活動
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