内容説明
実際の投資実務にも役立つように業務過程分析という著者が開発した独自の分析手法を使って、アジアにおける直接投資戦略を具体的なケースを示しながら経営学・法学・社会学の理論的背景もふまえて提示。
目次
アジア投資環境を見る眼
アジアにおける各業務過程で儲ける個々の考え
中小企業のアジア向け直接投資における留意点
アジア諸国の技術構造と文化価値
合弁会社の設立と運営の問題点
中国は世界の工場か?
現地における契約と土地の問題点をベトナムに見る
BOTプロジェクトとタイ投資の問題点
アジアの現地パートナーの問題
インド投資戦略
ミャンマー、ラオスに投資して儲けられるか
アジア地域経済圏と営業秘密を生かしたSCMの可能性
著者等紹介
鈴木康二[スズキコウジ]
立命館アジア太平洋大学アジア太平洋マネジメント学部教授。1952年栃木県生まれ。1974年東北大学法学部卒業。日本輸出入銀行(現国際協力銀行)入行。経理部、ジャカルタ駐在員、プラント輸出・航空機輸入金融の部署を担当、法規室考査役、海外投融資相談室室長代理、海外投資研究所主任研究員を経て2002年3月退職。2002年4月より現職。その間カザフスタン駐在JICA長期派遣専門家、中小企業総合事業団海外投資アドバイザー、中央大学大学院国際経済研究科客員教授、カザフスタン・トラン大学客員教授、大東文化大学、広島大学で非常勤講師を務める。現在関東学園大学経済学部非常勤講師を兼任。月刊『ニューファイナンス』地域金融研究所に「成功する海外投資戦略」を、月刊『近代企業リサーチ』中経管理センターに「海外投資」を各々連載中
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