内容説明
本書は、イギリス(英国)の近代的な刑罰法制度が確立するに至る18世紀以降20世紀初めまでの刑罰制度、犯罪者処遇、刑事施設を検討対象にして、そこからその法制度の到達内容の普遍性とイギリス的特徴について言及したものである。
目次
第1章 問題の所在
第2章 18世紀の刑罰制度と拘禁刑(産業革命後の犯罪状況と刑罰;公開処刑の廃止と刑罰制度の変容―1775年前の刑罰制度;アメリカへの流刑制度の停止―1775年以後の刑罰制度 ほか)
第3章 ヴィクトリア期における拘禁刑(19世紀前期の刑事施設;1877年刑事施設法の成立と刑事施設の規律;グラッドストーン委員会リポートと1898年法の成立 ほか)
著者等紹介
三宅孝之[ミヤケタカユキ]
同志社大学法学部卒業。同志社大学大学院法学研究科修了。沖縄国際大学を経て現在、島根大学法文学部教授
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