内容説明
本書は、大学のテキスト・ブックとしての体裁をとっているが、内容的には、アジアと西欧とをいわばグローバルな視点で描き出してもいる。今、自分がどこにいるかを世界史的なパースペクティヴのなかで透視する場合、明解な座標軸を提供する格好の読み物。
目次
序論―開講の言葉
トマス―道徳的国家とその解体
ホッブズ(生涯;平和秩序のための専制国家)
ルソー(生涯;革命的社会契約論)
スミス(生涯;市民国家論の完成)
福沢諭吉(生涯;近代的人間観への転換;人間と国家;福沢の思想的根底)
結論―終講の言葉

              

