出版社内容情報
沖縄戦の爪痕残る1950年代の沖縄。教師になったばかりの美代子をとりまく社会や家族、恋愛、友情を描いた作品。当時の米軍施政下の沖縄の情勢や那覇の町の様子が詳しく描かれ『、ノスタルジアを誘うとともに、当時の社会問題やインドネシアの独立運動、移民の教育問題、沖縄人の気質などについて考察されている。
月桃と梯梧
  真珠の首飾り
  嵐ケ丘
  海軟風
  見合い
  古都残照
  新しき潮流
  島の秋
  破船
  そよ風
  白鳥処女
  明日
内容説明
1950年代の那覇の風景とともに現在に蘇る、幻の新聞小説。沖縄戦の爪痕残る那覇を舞台に、主人公美代子の人生観と恋愛観を軸とし、インドネシア、移民の教育問題、土地問題など当時の社会情勢を背景に物語は進行する。ジャーナリスト、文学者、歴史家の太田のさまざまなエッセンスが盛り込まれた異色の小説。
著者等紹介
太田良博[オオタリョウハク]
本名・伊佐良博。1918年、沖縄県那覇市に生まれる。早稲田大学中退。沖縄民政府、沖縄タイムス、琉球放送局、琉球大学付属図書館、琉球新報社などに勤務。その間詩、小説、随筆、評論など発表。2002年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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