内容説明
678人の修道女の人生と脳を対象に、老化を多角的に研究する―。1986年にはじまり現在も進行中の「ナン・スタディ」はアルツハイマー病研究に多くの成果をもたらした。若年期のすごし方が老年期にどう影響するのか、アルツハイマー病の発病と発症の不一致の原因、さまざまな老化を防止する要素。このかつてない研究に、修道女たちは喜んで協力と献脳を申しでた。献身的で温かな“ファミリー”とともにすごす修道女の充実した日常が、単なる長生きではない「高齢という生き方」を問いなおす。最後まで充実したよりよい人生を歩むための、示唆にとんだ報告。
目次
別世界
グッドカウンセル・ヒルへの道
最後の修道女
灰色の脳細胞
すばらしい贈り物
二人の修道女の物語
驚くばかりの脳のすがた
言葉とともに
家族の絆
ものごとの本質
われらの日々の糧
感謝の思い
100年マラソン
著者等紹介
スノウドン,デヴィッド[スノウドン,デヴィッド][Snowdon,David]
ミネソタ大学にて疫学の博士号を取得。1986年に「ナン・スタディ」の予備研究に着手、1990年にケンタッキー大学メディカルセンター内サンダーズ=ブラウン・エイジング・センターに移り、「ナン・スタディ」を本格的に開始。言語能力とアルツハイマー病との関係について初めて論及するなど、多くの成果を発表し、アルツハイマー病研究における第一人者として常に注目をあびている。ケンタッキー大学神経学教授
藤井留美[フジイルミ]
上智大学外国語学部卒。翻訳家
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感想・レビュー
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