内容説明
有史時代の美から出発し、優生学、進化論、奴隷・移民問題を呑みこみながら、ホワイト・アメリカンという茫漠たる疑問符の果てを照射する「人種なる概念」の形成史。
目次
ギリシア人とスキタイ人
ローマ人、ケルト人、ガリア人、そしてゲルマン人
白人奴隷
理想の美女としての白人奴隷
科学としての白人の美貌概念
ヨハン・フリードリヒ・ブルーメンバッハ、白人を「カフカス人」と命名
ジェルメーヌ・ド・スタールのドイツ学習
初期のアメリカ白人観察記
最初の移民ラッシュ
ラルフ・ウォルドー・エマスンの教育〔ほか〕
著者等紹介
ペインター,ネル・アーヴィン[ペインター,ネルアーヴィン][Painter,Nell Irvin]
プリンストン大学名誉教授(米国史)、米国科学アカデミー会員。米国歴史家協会や米国南部史学会の会長を歴任
越智道雄[オチミチオ]
明治大学名誉教授、城西国際大学大学院非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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