内容説明
黄金郷を求める人々、啓蒙時代の博物探検、狂乱のゴム・ブーム、考古学調査、道路の建設と大規模な土地開発…世界最大の密林を流れる世界最大の川で、今、何が起きているのか?ヨーロッパ人の「侵入」以来五〇〇年の道行きを、長年のフィールド・ワークによって得た著者自身の知見と、膨大な文献を駆使して鮮烈に描く。
目次
第1章 見知らぬ者たちの到来
第2章 無政府状態のアマゾン川
第3章 無人の川
第4章 先住民指導官制度から民衆反乱へ
第5章 博物学者の楽園
第6章 ゴム・ブーム
第7章 ゴムの暗黒面
第8章 探検家と先住民
第9章 考古学者による初期住民の発見
第10章 飛行機、チェーン・ソー、そしてブルドーザー
第11章 世界最大の密林における世界最大の川
著者等紹介
ヘミング,ジョン[ヘミング,ジョン][Hemming,John]
歴史学者、探検家、環境保護活動家。カナダ生まれ。イギリスのイートン校からオックスフォード大学へ進学し、歴史学を専攻する。オックスフォード大学文学博士。英国地理学協会理事長(1975~1996)。アマゾン環境調査組織代表など環境問題に広く関わる。1998年にブラジルの勲章「南十字星」を授与される
国本伊代[クニモトイヨ]
中央大学名誉教授。テキサス大学歴史学博士。東京大学学術博士。ラテンアメリカ近現代史専攻
国本和孝[クニモトカズタカ]
経済学者。イエール大学経済学博士。国際経済学専攻。ラテン・アメリカ政経学会、日本ラテンアメリカ学会、大洋州経済学会、日本国際経済学会の会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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