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ディラン・トマス書簡集

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  • サイズ A5判/ページ数 421p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784887217713
  • NDC分類 935
  • Cコード C0098

内容説明

ボブ・ディランやジム・モリソンなどロック界の詩人たちをも夢中にさせ、60年代ポエトリー・リーディングのスターと言われたディラン・トマスが赤裸々に語る文学、詩作態度、そして人間の“誕生―性―死―再生”。本書には、家族や恋人に宛てた書簡をはじめ、詩人T・S・エリオットやイーディス・シットウェル、作家のロレンス・ダレル、作曲家ストラヴィンスキーらに宛てた書簡など九六通を収めた。特に友人・知人に宛てた文学を語る書簡には、トマスの詩の原理、詩作姿勢、言葉への異様なまでのこだわりが明確に記されている。

目次

第1部 地方詩人―一九三三‐三四年(トレヴァー・ヒューズ宛―一九三三年五月;ジェフリー・グリグソン宛―一九三三年夏 ほか)
第2部 成功と結婚―一九三四‐三九年(A・E・トリック宛―一九三四年一二月;チャールズ・フィッシャー宛―一九三五年初頭 ほか)
第3部 作家生活―一九三九‐四八年(グリン・ジョーンズ宛―一九三九年九月一一日;エドワード・マーシュ卿宛―一九三九年九月一四日 ほか)
第4部 脱出の道―一九四九‐五三年(ジョン・マルコム・ブリニン宛―一九四九年五月二八日;プリンセス・カエターニ宛―一九四九年一一月二日 ほか)

著者等紹介

トマス,ディラン[トマス,ディラン][Thomas,Dylan]
1914年10月27日、イギリス、スウォンジー生まれ。幼い頃から詩才を発揮した。スウォンジー・グラマー・スクール卒業後、短期間新聞記者を務めるが、間もなく詩人として身を立てる決意を固める。誕生、愛、性、死などテーマとし、人間の普遍的存在様式を歌う優れた作品を多数書いたが、経済的には恵まれなかった。晩年はアルコール中毒者となっていたとも言われている。1953年11月、ニューヨークにて客死。伝説的生涯を送った詩人として記憶されている

フェリス,ポール[フェリス,ポール][Ferris,Paul]
1929年、イギリス、スウォンジー生まれ。『オブザーヴァー』紙勤務を経てフリーランスとなる。ロンドンの金融街を題材とした『ザ・シティ』を皮切りにノンフィクション小説も発表している

徳永暢三[トクナガショウゾウ]
1930年、新潟県生まれ。東京高等師範学校卒業。フルブライト交換教員としてサン・フランシスコ・ステイト・カレッジ留学。筑波大学教授を経て、大妻女子大学文学部名誉教授

太田直也[オオタナオヤ]
1959年、新潟県生まれ。立正大学大学院博士後期課程満期退学(英文学専攻)。現在、鳴門教育大学大学院准教授。専門は一九‐二〇世紀の英詩(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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